三誠会ひまわり病院

当院について

 成人病が生活習慣病と言われるようになっていろいろと病気に対する考え方が変わってきています。糖尿病・高血圧・高いコレステロール血症は生活習慣病の3大疾患と言われますが、単に血糖をさげればよい、血圧を下げればよい、コレステロールを下げればよいというものではありません。多くのケースで、これらの疾患に罹った原因、合併症の有無、などを把握して食生活はじめ生活全般の見直しが必要となります。
 一般的に病気には自覚症状が強いもの、自覚症状に乏しいものなど症状は様々です。特に生活習慣病(癌も含む)は自覚症状がないことの方が多く、病気を見過ごす危険性が高く慎重に診ていく必要があります。ヒトの体は60兆個の細胞から成り立っていますが、この細胞をはじめ筋肉、骨も絶えず新しいものに入れ替わっています。そのために今ある体は昨日までの食べもので成り立っており、健康な体、不健康な体は食べ物によって大きく左右されます。また食べたものが十分消化され吸収されるかは非常に重要になります。消化・吸収の低下によりもたらされる腸の汚れ、腸内細菌叢の乱れは免疫力を低下や栄養不良・新陳代謝の低下などにつながり、さまざまな病気の原因となります。最近ではますます腸の重要性が取り上げられるようになりました。胃や腸の検査はその意味で最も重要な検査と考えています。
 また活性酸素による健康被害を今や常識的に言われるようになりました。活性酸素は酸化力が強く、体を「サビ」させ色々な障害をもたらし病気の主な原因と言われます。また血糖値が上昇し結果として糖分が体のたんぱく質と結合する(糖化と言う)ことによるたんぱく質の機能の低下も健康被害をもたらす大きな原因となります。自然界の動物は自分の体でビタミンCを作っていますがヒトはこの能力がありません。そのために活性酸素にはとても弱くなっています。そのために心がけて摂るようにする必要があります。
 病気には様々な原因があります。一人ひとりの患者さんの病状・病態を丁寧に診て治療を行い、健康的な日常生活が行えるようにサポートする。これが当院の医療目的です。
 これまで保険治療を中心に医療を行って来ましたが、2018年8月より医療の枠を広げ保険外医療を導入し、さらに治療枠を広げ健康的な日常生活が行えるようにサポートします。

PAGE TOP